本から学ぶ科学的教育法

本から得た子育てに役立つ科学的知識をまとめます。本は読む気になれなくても、ブログなら読めると言う方、賢い子に育てたい、自主的に動けるようになって欲しいと考えている方などに役に立てると嬉しいです。

親はどこまで子供に影響を与えるのか

子供は小さいうちは親や家庭からの環境に影響されやすく、ある程度大きくなると(思春期くらい?)付き合う友人によって、その後の人生において良し悪しの影響がでてくるそうです。

 

今回の話は、親がある事をすると子供の自信を無くさせて、その結果こんな影響が出ますのでお気をつけくださいというもの。

ちなみにロンドン大学の研究によるものです。

 

まずは「性格に影響する割合」を知っておきましょう(´ω`*)

遺伝子が性格に影響する割合→最大50%

友人関係が性格に影響する割合→40〜45%

親が性格に影響する割合→6〜8%

 

親から受ける性格の影響は、案外少ないですね〜。しかし、気をつけてもらいたいことがあるんです。

ズバリ、罪悪感や恥などのネガティブな感情を子供に抱かせて、子供を支配する事。

 

例を挙げると、学校に行きたくないとか成績が悪い子供に対して「誰が学費払ってると思ってるの!」と言うとか、ママ友に我が子を褒められたが謙遜のつもりで「うちの子は本当ダメで〜」と言うとか、他人の前で叱って子供のプライドを傷つけるとか。

 

これらをすると、人間関係や恋愛においての関わり方(愛着スタイル)に影響してきます。

どう影響するのかと言うと、神経症的傾向が不安型や回避型になりやすく、

・周りに嫌われるのを恐れて、言いなりになりやすい

・恋愛においては熱しやすく冷めやすい(関係が長続きしない)

・人との距離感が掴めなくて友達ができない

などなど。

あとはチャレンジしようと思わなくなるって言うのも挙げられます。

 

「うちの子は本当にダメで〜」系の話は、仕事中でも子供連れてる人からよく聞く言葉なんですけど、親の背中を見て育つ子供がダメなら親もダメってことです。自分がダメなんですよ。責任を子供に押し付けちゃダメです。

だから親も勉強して、子供とどう接するかを考えると良いですね。(あくまで私論)

 

 

えー!もう遅い(;´д`)って思った方でもまだ救いはあります。だって親から受ける性格的影響は多くて8%ぽっちなので(`・ω・´)

 

自分の力でできた!と言う経験を増やしてあげましょう。そうすると子供が自信が持てるようになります。

周りと比べない。昨日の行動、1ヶ月前とどう変わったかと言った具合に、過去の出来事と比べてあげるといいです。