本から学ぶ科学的教育法

本から得た子育てに役立つ科学的知識をまとめます。本は読む気になれなくても、ブログなら読めると言う方、賢い子に育てたい、自主的に動けるようになって欲しいと考えている方などに役に立てると嬉しいです。

子供に何を言っても無駄なとき

大人にもありますが、相手が感情的になっているときに何を言っても無駄な時ってありますよね。

そんな時「冷静になって」「落ち着いて」なんて声をかけることが普通かもしれませんが、これ、落ち着くどころか逆に爆発させてしまうケースがあるんです。

 


例えば、相談なしに奥さんが5万円近くする化粧品を購入した、ダイエットの為に月に2万円かかるトレーナー付きのジムに入会したとしましょう。
旦那さんが、相談なしに25万円もする車につけるパーツを購入・取り付けしたとしましょう。


相談されなかった側はもちろん「何やってんの!?聞いてないんだけど!」ってなりますよね。笑


こう言う感情的になっている時って、聞く耳持てない状態であり、感情に支配されて我を忘れている状態なんです。


要は、声が届いていないんです。


理屈や共感が通じないんです。

 


怒り狂ってる人を目の前にしているあなたは、恐らく宥めたり、弁解しようとしますよね。
そして「落ち着いて話そう」と。

 


しかしですね、冷静になってや落ち着いてって言うと、今のあなたは冷静じゃないって言ってるようなものなんで、あまりよろしくないんですね。


「落ち着いてって何や!は?何様?!」って展開になりかねません( ゚д゚)汗

 


なので
「場所を変えて話そう」とか
「お茶を飲みながら話そう」って声をかけてあげる事をお勧めします。
このように空気を変えるとまともに話せる程度の冷静さが戻ってきやすいのです。

 

 


子供に冷静さを取り戻してほしいなら、感情を言葉にしてあげて認識・共感すること。
例えば、おもちゃ屋さんや本屋さんで帰るのが嫌って泣くお子さんに…「このおもちゃで遊びたいんだよね、でももう帰る時間だからバイバイしなきゃいけなくて悲しいんだよね」ってな具合。


子供は自分の感情を口に出して言うことが難しい場合が多いので大人がサポートしてあげましょう。


あなたも子供の感情に名前をつけて説明してみませんか?
そのうちに子供もあなたの真似をして感情に名前をつけることができるようになります。


自分の感情を認識できる子は、他人の気持ちに気づき共感できるようになります。
共感出来るようになると、喧嘩や対人ストレスも少なくなります。


せめて2週間だけ、試してみてください。